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国税審判官(特定任期付職員)からのメッセージ

金子 朋之

氏名
金子 朋之
(公認会計士・税理士出身)
経歴
平成24年8月
公認会計士登録
平成25年11月
税理士登録
平成30年7月
福岡国税不服審判所
国税審判官として採用
令和2年7月
関東信越国税不服審判所に異動

Q1 国税審判官(特定任期付職員)の募集に応募したきっかけを教えて下さい。

A 公認会計士として監査法人での監査業務を経験後、会計事務所において税理士として申告業務等を行っていた時に、業界誌で国税審判官(特定任期付職員)の募集を知ったことがきっかけでした。
 それ以前から審判所のホームページに掲載されている裁決事例を、税務上の取扱いを検討する際の参考としていたこともあり、審判所での業務を通じて、税務の分野で仕事を続けていくうえで必要となる各税法に関する知識を深めることができるのではないかと考え、応募しました。

Q2 国税審判官として審判所でどのような業務を担当していますか。

A 審査請求に関する業務としては、裁決の基となる議決を行うことが、一つの大きな業務です。その過程では、当事者から提出された書面や証拠、当事者との面談などから双方の主張を整理し、証拠などを基に議決書案を作成するという業務を行っています。
 審査請求に関する業務以外では、現職の国税審判官(特定任期付職員)としての立場から、業界団体の研修や審判所内の研修講師を務めることもあります。

Q3 税理士としての知識や経験が、国税審判官の業務にどのように活かされていると感じていますか。

A 公認会計士の監査業務では、監査対象企業において多くの書類(証拠)に接することができました。また、税理士業務では、申告業務に必要な多くの書類(証拠)に接することができました。
 国税審判官の業務では、証拠を吟味することが求められます。そのような場合には公認会計士、税理士として多くの証拠に接してきた経験が生きていると感じることがあります。

Q4 審判所の職場環境(執務環境や研修など)について感じていることを教えて下さい。

A 執務環境については、時間外勤務はあまり多くなく、必要な休暇も取得しやすい環境であり、ワークライフバランスに優れた環境であると感じています。また、同僚の職員とは、業務時間内に業務に関する会話をするのみではなく、業務時間外においても様々な会話をする機会が多くあります。
 研修については、国税審判官(特定任期付職員)として採用され支部に配属された後すぐに全支部の新任者を対象とした研修が行われ、さらに必要に応じて、各支部が主催する研修なども行われています。国税審判官の業務の一つである議決書案を作成するということについては、公認会計士、税理士としては経験することがなかった業務でしたので私自身も不安を感じていた部分でしたが、この点に関する研修は特に手厚く行われているという印象を持っています。

Q5 国税審判官となって、良かったと思うことを教えてください。

A 審判所には、国税職員のほか、弁護士、公認会計士及び税理士出身の特定任期付職員など、様々な背景を持った職員が在籍し、審判所職員として審査請求に関する業務に従事しています。その中では、それぞれの職員によってこれまでの経験や知識を基にした様々な意見が述べられており、自らの知識を深める上で大きな助けになっていると感じています。
 また、審判所の業務では、法的な思考をすることが求められ、この点に関する研修も多く行われています。この法的な思考について、公認会計士、税理士としての業務をしていた時よりも、国税審判官として業務を行っている今のほうが、より深く意識をしていますし、また意識することが求められています。このような環境に身を置くことができたことは、任期満了後においても大いに役立つものと感じています。

Q6 国税審判官(特定任期付職員)に応募する方へのメッセージをお願いします。

A 国税審判官(特定任期付職員)への応募をお考えの方のなかには、業務内容などに不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、研修などが充実していますので、安心していただきたいと思います。
 また、国税審判官(特定任期付職員)として得られる多くの経験は、他では得られないものだと感じています。また、任期満了後に公認会計士、税理士業務に戻った際には大いに役立つものだと感じています。
 これまでの専門家としての経験を審判所の業務に役立て、また審判所でしかできない経験をしていただくために、国税審判官(特定任期付職員)へ応募されてはいかがでしょうか。

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