別紙2

本件鑑定評価書の要旨

1(ローマ数字).評価対象不動産及び鑑定評価額
1(ローマ数字))評価対象不動産の表示
 雑種地部分
 [所在及び地番] g県d市e町○−○
 [地目] 山林(現況:資材置場)
 [地積] 登記簿 349平方メートル

 道路部分
 [所在及び地番] g県d市e町○−○
 [地目] 山林(現況:道路)
 [地積] 登記簿 516平方メートル

2(ローマ数字))鑑定評価額
 平成22年10月1日時点の正常価格
 1,800,000円(5,150円/平方メートル

3(ローマ数字))鑑定評価の基本的な事項
1.不動産の種別・類型、賃料の区分
 更地として
2.(省略)
3.価格時点
 平成22年10月1日
4.鑑定評価の依頼目的
 g県d県税事務所が実施する不動産公売処分のため
5.価格・賃料の種類
 正常価格
6.鑑定評価の依頼目的及び条件と価格又は賃料の種類との関連
 本件鑑定評価は、上記依頼目的及び条件により、現実の社会経済状況の下で合理的と考えられる条件を満たす市場で形成されるであろう市場価値を表示する適正な価格を求めるものであり、求める価格は正常価格である。
7.及び8.(省略)

4(ローマ数字))評価対象不動産の確認
 (省略)

2(ローマ数字).鑑定評価額の決定の理由の要旨
1(ローマ数字))価格形成要因の分析
 (省略)

2(ローマ数字))評価
 本件は更地としての評価であるので、取引事例比較法を適用して鑑定評価額を決定する。なお、原価法については、既成市街地であり、土地の再調達原価を求めることが困難であるため採用しない。また、収益還元法については、市街化調整区域内の資材置場であり、賃貸収益に基づく価格形成が行われる土地ではないため採用しない。
1.近隣地域の標準的使用における標準価格の査定
 近隣地域の状況欄に掲げた地域要因を備え、幅員約6メートルの舗装私道沿いで、一画地の規模が200平方メートル程度の資材置場の標準価格を、下記価格を比較検討して5,200円/平方メートルと査定した。
 取引事例比較法を採用して求めた価格 4,260円/平方メートル〜5,520円/平方メートル
2.評価対象不動産の鑑定評価額の決定
まる1資材置場部分
a.増減価率の査定
 (e.画地条件)
 ○やや不整形地 −1%
b.格差修正率
 100%−1%=99%
c.評価対象地(資材置場部分)の更地価格の査定
 標準価格に格差修正率を乗じて1平方メートル当たりの単価を求め、これに評価数量を乗じて端数を整理の上、更地価格を以下のとおり査定した。
  標準価格  格差修正率  単価
 5,200円/平方メートル × 99% ニアリーイコール(近似) 5,150円/平方メートル
  単価    評価数量   更地価格
 5,150円/平方メートル × 349平方メートル ニアリーイコール(近似) 1,800,000円
まる2道路部分
 道路部分の経済価値は認められない。
まる3鑑定評価額
 資材置場部分  道路部分  鑑定評価額
 1,800,000円 + 0円 = 1,800,000円

3(ローマ数字).別表
 取引事例比較法を採用して求めた価格

  近隣地域の標準的画地 取引事例
1 2 3 4
所在 d市e町 d市e町 d市e町 d市h町 d市i町
a.街路条件 幅員約6メートル
舗装私道
南側幅員約5.5メートル
舗装私道ほか
南側幅員約5.5メートル
未舗装私道
西側幅員約2メートル
未舗装市道
北側幅員約1.2メートル
未舗装市道
b.交通・接近条件 H鉄道J線ほか「K」駅から北方へ約1.6キロメートル H鉄道J線ほか「K」駅から北方へ約1.6キロメートル H鉄道J線ほか「K」駅から北方へ約1.6キロメートル H鉄道J線ほか「K」駅から北東方へ約4.5キロメートル H鉄道J線ほか「K」駅から北東方へ約3.9キロメートル
c.環境条件 地勢:傾斜地
供給処理施設:ない
危険・嫌悪施設等:ない
地勢:傾斜地
供給処理施設:上水道引込可、公共下水道引込可
危険・嫌悪施設等:ない
地勢:傾斜地
供給処理施設:上水道引込可、公共下水道引込可
危険・嫌悪施設等:ない
地勢:傾斜地
供給処理施設:ない
危険・嫌悪施設等:ない
地勢:緩傾斜地
供給処理施設:ない
危険・嫌悪施設等:ない
d.行政的条件 市街化調整区域
指定建ぺい率60%
指定容積率200%
市街化調整区域
指定建ぺい率60%
指定容積率200%
市街化調整区域
指定建ぺい率60%
指定容積率200%
市街化調整区域
指定建ぺい率60%
指定容積率200%
市街化調整区域
指定建ぺい率60%
指定容積率200%
e.画地条件 200平方メートル
長方形地
中間画地
215平方メートル
略長方形地
二方路地
101平方メートル
略長方形地
中間画地
1,722平方メートル
不整形地
中間画地
722平方メートル
不整形地
中間画地
取引時点 平成22年2月 平成22年2月 平成21年11月 平成21年7月
まる1取引価格 5,619円/平方メートル 4,262円/平方メートル 3,103円/平方メートル 9,058円/平方メートル
まる2事情補正 100/100 100/100 100/100
隣地売買
100/150
まる3時点修正
(注1)
98/100 98/100 96/100 95/100
まる4現在推定価格まる1×まる2×まる3 5,507円/平方メートル 4,177円/平方メートル 2,979円/平方メートル 5,737円/平方メートル
まる5標準化補正
(注2)
100/ 91 100/ 90 100/ 90 100/ 95
まる6地域要因格差
(注3)
100/110 100/109 100/ 60 100/112
まる7推定標準価格まる4×まる5×まる6 5,500円/平方メートル 4,260円/平方メートル 5,520円/平方メートル 5,390円/平方メートル

(注1) 時点修正変動率

平成21年7月〜価格時点 月率 −0.4% −0.4% −0.4% −0.4%

(注2) 標準化補正の内訳

取引事例 1 2 3 4
a.街路条件 100/100 100/100 100/100 100/100
b.交通・接近条件 100/100 100/100 100/100 100/100
c.環境条件 100/100 100/100 100/100 100/100
d.行政的条件 100/100 100/100 100/100 100/100
e.画地条件
(相乗積)
高低差  −10
二方路地 + 1
高低差  −10 不整形地 −10 不整形地  −5
100/ 91 100/ 90 100/ 90 100/ 95
f.その他 100/100 100/100 100/100 100/100
標準化補正 100/ 91 100/ 90 100/ 90 100/ 95

(注3) 地域要因格差の内訳

取引事例 1 2 3 4
a.街路条件   舗装の状態 −1 幅員    −4
舗装の状態 −1
幅員    −5
舗装の状態 −1
100/100 100/ 99 100/ 95 100/ 94
b.交通・接近条件     駅への接近性 −10 駅への接近性 −8
100/100 100/100 100/ 90 100/ 92
c.環境条件 供給処理施設の状態 +10 供給処理施設の状態 +10 宅地化の影響 −30 宅地化の影響 +30
100/110 100/110 100/ 70 100/130
d.行政的条件 100/100 100/100 100/100 100/100
e.その他 100/100 100/100 100/100 100/100
地域要因格差 100/110 100/109 100/ 60 100/112

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