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シンポジウム
「国税不服審判所設立50周年記念シンポジウム」について
概要
国税不服審判所では、令和2年9月28日に、「国税不服審判所設立50周年記念シンポジウム」を開催(日本弁護士連合会・日本税理士会連合会・日本公認会計士協会後援、税務大学校共催)し、その模様を10月27日から11月22日まで、国税不服審判所ホームページを通して動画配信いたしました。
シンポジウムでは、まず、国税不服審判所長の東が「国税不服審判所の使命と半世紀の歩み」について基調講演を行い、続いて、慶應義塾大学経済学部名誉教授の吉野氏より「デジタル社会−税から見える経済構造−」について特別講演をいただきました。
その後、パネルディスカッションでは、@改正不服申立制度や国税審判官の外部登用に対する評価・今後の在り方、AICT化の進展が税務・審判実務に及ぼす影響、B審判所に期待することをテーマに議論を行いました。パネルディスカッションでは、有識者の皆様から、直接審査請求が可能となり納税者の権利拡充が図られたとの評価をいただいたほか、国税審判官の外部登用、閲覧・謄写の対象となる証拠等の範囲、e-Taxによる審査請求手続の普及促進を含めたICT化、裁決の公表範囲などについて、忌憚のないご意見をいただきました。
本シンポジウムでは、国税不服審判所が引き続きその使命を果たしていくに当たり貴重なお話をいただきました。審判所では、今後とも、現状に安ずることなく、様々な環境の変化に適切に対応しつつ、適正かつ迅速な裁決を通じて納税者の正当な権利利益の救済が図られるよう、更に努力を続けてまいります。
プログラム
- 〇開会挨拶
国税不服審判所次長 森山 茂樹 - 〇基調講演「国税不服審判所の使命と半世紀の歩み」
国税不服審判所長 東 亜由美
資料:「国税不服審判所の使命と半世紀の歩み」(PDF/1,024KB) - 〇特別講演「デジタル社会−税から見える経済構造−」
吉野 直行氏(慶應義塾大学経済学部名誉教授、金融庁金融研究センター長、 政策研究大学院大学客員教授)
資料:「デジタル社会−税から見える経済構造−」(PDF/6,822KB) - 〇パネルディスカッション「国税不服審判所のこれからの役割」
【コーディネーター】
岩ア 政明氏(明治大学専門職大学院法務研究科教授)【パネリスト】
- 藤谷 俊之氏(前国税不服審判所東京支部首席国税審判官)
- 山本 洋一郎氏(日本弁護士連合会税制委員会副委員長)
- 平井 貴昭氏(日本税理士会連合会常務理事・調査研究部長)
- 佐藤 敏郎氏(日本公認会計士協会租税担当常務理事)
(司会:国税不服審判所管理室長 渡辺 隆)