ホーム >> 国税審判官(特定任期付職員)に関する情報 >> 国税審判官(特定任期付職員)のコラム >> 第46回(令和7年8月掲載)
「人に恵まれ、24時間365日公務員」
數土 和歌子
特定任期付職員として「24時間365日公務員」となって以来、あっという間の三年間は出会った多くの「人」に支えられた三年間でした。
1 懐の広い審判官
特定任期付職員は、国税審判官として3名の合議体を形成して審査請求事件の調査・審理を行います。合議体としてご一緒した審判官は、国税職員として経験も豊富で、要職も歴任されたようなハイキャリアの方々で、その職責の重さを実感させられます。しかし、合議体の皆様は、国税職員としての長く貴重な経験に培われた知見を共有して下さって、懐広く、気さくに接していただきました。
また、合議体としてご一緒できなかった審判官も仕事上の智慧を下さり、ランチや仕事終わりのレクリエーション等を通じて打ち解け、明るく楽しい職場が自然に出来上がり、風通しが良く仕事がしやすい職場環境にしていただきました。
また、合議体としてご一緒できなかった審判官も仕事上の智慧を下さり、ランチや仕事終わりのレクリエーション等を通じて打ち解け、明るく楽しい職場が自然に出来上がり、風通しが良く仕事がしやすい職場環境にしていただきました。
2 有能で勤勉な審査官
審判所は審査請求の原則1年以内処理に取り組んでおり、計画的な事務運営を常に意識して調査・審理を進めることが求められます。言葉でいうのはたやすいものの、その実現のためには、担当審判官の命を受けて調査を行う分担者となる国税審査官の協力は欠かせません。分担者の皆様は、思慮深く、審判官同様の幅広い国税の知見で、丁寧に粘り強く、多くの業務を的確に進めて下さり、その勤勉で有能さにどれだけ助けられたことでしょう。分担者の皆様の支えがなければ1年以内処理を実現してこられなかったと思っています。
また、審査請求事務ではご一緒することはなかった国税審査官の方々にも同じ執務室での執務を円滑に気持ちよく進めるための様々な対応をしていただき、明るい気持ちで仕事に向き合うことができました。
また、審査請求事務ではご一緒することはなかった国税審査官の方々にも同じ執務室での執務を円滑に気持ちよく進めるための様々な対応をしていただき、明るい気持ちで仕事に向き合うことができました。
3 最後に
ここまで、日常お世話になった国税職員の皆様について記載させていただきましたが、特定任期付職員の皆様や法曹出身の審判官の方々をはじめ、コラムではとても書ききれないほど多くの「人」に支えていただきました。仕事は多くの人と共にするもの、人間関係は鏡で、自分から心を開いて接すれば、思慮深く受け止めて必ず答えて下さり、その積み重ねで職場が明るく楽しくなり、仕事も充実していくということを身をもって体験しました。まさに「人に恵まれ、24時間365日公務員」の三年間は、人生においてかけがえのない時間でした。この場をお借りしてお世話になったすべての方に深く感謝申し上げます。
そして、「百聞は一見に如かず」です。特定任期付職員に興味がある方は、この職場の良さを体験するために一歩踏み出してみてください!
そして、「百聞は一見に如かず」です。特定任期付職員に興味がある方は、この職場の良さを体験するために一歩踏み出してみてください!
○ 本コラムは、全てテーマに関する執筆者個人の感想や視点に基づいて書かれたものであることをお断りしておきます。