ホーム >> 国税審判官(特定任期付職員)に関する情報 >> 国税審判官(特定任期付職員)のコラム >> 第49回(令和7年10月掲載)
「審判所で働くことの魅力」
YK
皆さん、こんにちは。
私は、現在、国税不服審判所のとある地方支部において、特定任期付審判官として勤務をしています。
今回は、審判所で働くことの魅力をお伝えしたいと思います。
1 専門家と一緒に働くことができること
審判所には様々なバックボーンを持つ職員がおり、中でも国税職員はベテランが多い印象です。国税職員としてのキャリアを十分に積んでおり、租税関係の個別法については深い理解と見識を持っていますので、まさしく専門家といってよいでしょう。
実際に、審理に必要な課税実務の知識や個別の租税法の仕組みなどについて質問をする場面も多く、非常に勉強になります。
また、都市部の審判所では、裁判所・検察庁からの出向者や税理士・会計士などの士業出身者の職員も複数名在籍しています。
このような職員と一緒に仕事ができることは審判所で働くことの魅力といってよいのではないでしょうか。
実際に、審理に必要な課税実務の知識や個別の租税法の仕組みなどについて質問をする場面も多く、非常に勉強になります。
また、都市部の審判所では、裁判所・検察庁からの出向者や税理士・会計士などの士業出身者の職員も複数名在籍しています。
このような職員と一緒に仕事ができることは審判所で働くことの魅力といってよいのではないでしょうか。
2 中立的な視点を持つことができること
前職における業務内容は依頼者の利益を最大化することでしたので、中立的な視点で物事を視るという意識は薄かったように思います。
一方、審判所は公的機関です。思い込みや特定の誰かに肩入れして審理を行うことは許されず、中立的な立場で事案を分析し、誰もが納得をする結論を出さなければなりません。
特有の気苦労もありますが、この中立的な視点で物事を視るというのは非常に新鮮です。
一方、審判所は公的機関です。思い込みや特定の誰かに肩入れして審理を行うことは許されず、中立的な立場で事案を分析し、誰もが納得をする結論を出さなければなりません。
特有の気苦労もありますが、この中立的な視点で物事を視るというのは非常に新鮮です。
3 地方で生活することの素晴らしさ
私が勤務している支部の土地は、穏やかな湾を囲み、日本屈指の火山を擁するなど、自然が大変豊かです。また、各地に温泉があり、さらには食事が美味しいなど、観光地的な意味でも大変魅力があります。
長期休暇の際は、レンタカーを利用して各地を観光しています。
その土地の魅力を体感できるのは地方勤務ならではだと思います。応募されるときには、地方勤務を希望してみてはいかがでしょうか。
長期休暇の際は、レンタカーを利用して各地を観光しています。
その土地の魅力を体感できるのは地方勤務ならではだと思います。応募されるときには、地方勤務を希望してみてはいかがでしょうか。
4 最後に
皆さんには、審判所で働くことで実際にこの魅力を味わっていただければと思います。
一時的に今までと異なるキャリアを選択することには不安があるかもしれませんが、ここでの経験は必ずプラスになるものと確信しています。
このコラムで少しでも興味を持たれたら、応募していただけますと幸いです。
一時的に今までと異なるキャリアを選択することには不安があるかもしれませんが、ここでの経験は必ずプラスになるものと確信しています。
このコラムで少しでも興味を持たれたら、応募していただけますと幸いです。
○ 本コラムは、全てテーマに関する執筆者個人の感想や視点に基づいて書かれたものであることをお断りしておきます。