ホーム >> 公表裁決事例集等の紹介 >> 公表裁決事例 >>令和元年10月分から12月分 


令和元年10月分から12月分

国税通則法関係

(重加算税の意義)

裁決事例要旨裁決事例

  相続財産の一部について、相続人がその存在を認識しながら申告しなかったとしても、重加算税の賦課要件は満たさないとした事例(平成27年4月相続開始に係る相続税の重加算税の賦課決定処分・一部取消し)

(重加算税 従業員の行為)

裁決事例要旨裁決事例

  請求人の従業員が、架空の請求書を作成して請求人に交付した一連の行為は、請求人による行為と同視できないとした事例(1平成27年4月1日から平成28年3月31日まで及び平成28年4月1日から平成29年3月31日までの各事業年度の法人税に係る重加算税の各賦課決定処分、2平成27年4月1日から平成28年3月31日までの課税事業年度の地方法人税に係る重加算税の賦課決定処分、3平成28年4月1日から平成29年3月31日までの課税事業年度の地方法人税に係る重加算税の賦課決定処分、4平成27年4月1日から平成28年3月31日まで及び平成28年4月1日から平成29年3月31日までの各課税期間の消費税及び地方消費税に係る重加算税の各賦課決定処分・2全部取消し、134一部取消し)

(重加算税 隠ぺい、仮装の認定 認めなかった事例)

裁決事例要旨裁決事例

 当初から法定申告期限までに申告しないことを意図し、その意図を外部からもうかがい得る特段の行動をしたとは認められないとして重加算税の賦課決定処分を取り消した事例(平成27年4月1日から平成28年3月31日までの事業年度の法人税の決定処分及び重加算税の賦課決定処分、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの課税事業年度の地方法人税の決定処分及び重加算税の賦課決定処分・一部取消し)

(重加算税 隠ぺい、仮装の認定 認めなかった事例)

裁決事例要旨裁決事例

 請求人が法定申告期限までに相続税の申告をしなかったことについて、国税通則法第68条第2項の重加算税の賦課要件を満たしているとはいえないとした事例(平成28年11月相続開始に係る相続税の重加算税の賦課決定処分・一部取消し)

所得税法関係

(譲渡所得 取得価額の認定 その他)

裁決事例要旨裁決事例

 請求人が相続により取得した上場株式の譲渡所得に係る取得費は、当該株式の被相続人への名義書換日を取得時期とし、その時期の相場(終値)によって算定することも合理的な取得費の推定方法であると判断した事例(平成28年分の所得税及び復興特別所得税の更正処分・一部取消し・令和元年11月28日裁決)

相続税法関係

(財産の評価 宅地及び宅地の上に存する権利 各影響要因に基づく加減)

裁決事例要旨裁決事例

 評価対象土地はマンション適地と認められることから広大地には該当しないが、当該土地の評価に当たり控除すべき土壌汚染の浄化費用に相当する金額は、土壌汚染対策工事見積金額の80%とするのが相当であると判断した事例(平成27年1月相続開始に係る相続税の更正処分・一部取消し)

トップに戻る